明日も歌おう

ソプラノ歌手吉川日奈子のブログへようこそお越し下さいました。皆様からのコメントをお待ちしております。

魔笛の最終稽古

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  1. 2014/02/10(月) 00:49:48|
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育児休暇後の初舞台

育児休暇後初の公演「コジ・ファン・トゥッテ」が無事終わりました。シーズン初日の公演でした。

出産と育児のためにオペラの舞台から離れて18ヶ月。育児とオペラの両立に対してはたくさんの不安がありましたが、無事に昨夜の本番を終えることが出来、心からホッとしました。

本番前の夜だけ珍しく良く寝てくれた子供達、そして3人4脚で一緒に頑張ってくれた家族にも感謝の気持ちで一杯です。

「コジ・ファン・トゥッテ」の公演は2月2日にもう一度あります。

これから同じくモーツァルトのオペラ「魔笛」の稽古が始まります。パミーナ役でのデビューです。この役はこれまで私が歌ってきたリリコ・コロラトゥーラ及びスープレット(小間使い役)と異なります。叙情的かつ女性らしく素敵に歌うことが求められ、新しい自分を発掘する必要があります。どのように自分を発展させて行くことが出来るのか、これからの稽古がとても楽しみです。

  1. 2014/01/16(木) 12:32:54|
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スプリングコンサート

皆様お久しぶりです、お元気ですか?

ようやく春がやってきてくれたようで、毎日気持ちが少しはしゃいでいます。

双子は毎日たくさんの発見をして、日々成長しています。

子供を通して私もたくさんの発見をし、少し変わってきたように思います。


妊娠そして出産を経て現在に至るわけですが、

この1年は、歌手として大きな異変があった1年でした。

オペラの舞台をこれだけ長い間お休みするのはもちろん大きな変化の一つ。

でも特に大きな変化だったのは、妊娠後期から出産後3ヶ月にかけてのお腹の状態でした。

双子の妊娠というだけでも、お腹は異常に大きくなるのですが、

それに加えて私の場合、羊水過多でもありました。

そのためか、お腹の神経がどうも壊れてしまったようで、

外から触ってみても、おへその周辺にはまったく感覚のない状態が続きました。

お腹に感覚のないまま歌うというのは、どうもおかしな感じで(ばねの抜けたボールペンみたいな)、

自分を信じて歌うしかありませんでした。

出産して5ヵ月半の現在、ようやく感覚が少しずつ戻ってきたようです、

この感覚は、歯医者さんで麻酔の注射を打ってもらった後と似ています。


そんな中、先日4月の初めにハノーファー郊外でスプリングコンサートがありました。

オーケストラとの共演である大きなコンサートはとても久しぶりでしたが、

それはとても感動的でした。

たくさんのお客様が素敵な笑顔で見守ってくれたコンサート、

そんな中でまた思いきり歌える事になってきたのがとても嬉しかったのです。

やっと出産のダメージから体が回復してきてくれたというか・・・。


二児の母になって、どういう風に歌を歌っていくのかも変わりつつあるように思います。

家事育児が最重要になったからか、歌を歌うという事に対する気持ちがとても軽くなったようです。

これまでのプレッシャーがすっと取れてしまったようなそんな感じなのです。


人生ってとても面白いものです。

こんなにたくさんの経験と変化が一度に味わえるなんて、本当に面白いと思います。


来週は南ドイツのローゼンハイムで、久しぶりに妹と共演します。

ドイツ歌曲そして日本歌曲を歌います。

ローゼンハイムは千葉県市川市の姉妹都市です。

まだまだ準備が整っていないので、これから頑張って練習していかないと。


今日は一人をおんぶしたまま2時間の稽古をしました。

うるさいはずなのにベビーは私の背中でほとんど寝ていました。

赤ちゃんて驚くくらいたくましいです。




  1. 2013/04/21(日) 01:33:46|
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ファルスタッフのシーズン初日です

今夜はいよいよヴェルディ作曲のオペラ「ファルスタッフ」のシーズン初日です。

シーズン初日とは、今シーズンに入って初の公演という意味です。

初日はちょうど13ヶ月前でした。


私の役はナンネッタ、恋人フェントンと相思相愛の女の子の役です。

とても素敵なアリアやデュエットもあり、私はこの役を歌うのが大好きです。

ファルスタッフというオペラはとても陽気で明るく活気があるので、

舞台に立つのがいつも楽しみです。


ハノーファーの灰色がかった天気を吹き飛ばせるくらい

元気に楽しく歌えたらいいなあ…。



  1. 2012/03/01(木) 15:21:03|
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オペラ「後宮からの誘拐」が間もなく始まります

モーツァルトのオペラ「後宮からの誘拐」は、私が修士論文で取り上げたオペラでもあります。

そんな思い入れの深いオペラのシーズン初日が近づいてきました。

今日は稽古の最終日でした。オーケストラ付きの舞台稽古。

出来は至って上々だと思います。

少し以前と違う歌い方になったように思いますが…、

これはよくある事。



リヒャルト・シュトラウスのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」の

ツェルビネッタを歌いこんできたので、しょうがないです。

声が前より鳴っているように感じました。

体は一つだし声帯はオペラごとにコロコロと取り替えられるものではないので、

あまり気にしないようにして明後日のシーズン初日を迎えられたらいいなと思います。


  1. 2012/02/01(水) 23:58:59|
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